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リ・フレッシュ

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前回紹介したベランダ菜園のバジルを摘芯してみた。摘芯とは、そのまま手を出さず育てると徒に葉間が長くまばらに成長してしまう(字のままに「徒長」という)のを、芯を摘んでしまうことで脇芽の成長を促そうというもの。この方が葉間が縮まって、密度が高くなり多くの葉が収穫できるようになるのだそうだ。
それで今回は、12株のうち3株を摘芯してみた(上の写真は摘芯後の株)。

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↑これが摘芯したもの。もちろん、捨てずに食べる。

折しも、釣友が丹後の方に海釣りに行って旬のアオリイカを釣ってきたというのでおすそわけにあずかった。

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そのまま刺身でもイケるというほどに実に新鮮で、これはもうバジルと合わせるしかあるまい、てな絶妙のタイミング。

まずフライパンにたっぷりのオリーヴオイルを熱し、刻んだニンニクをこれまたたっぷりと入れてじっくりロースト。さらにブロック・ベーコンの乱切り。そしてブツ切りにしたこの新鮮なアオリイカをどばぁっと投入。塩胡椒を適量、軽く火が通ったらみじん切りにしたバジルをぶち込む。ささっと炒めて、イタリア産の白ワインをだばだばぁっと入れ、ぼっ!と火を立ててアルコールを飛ばす。そしてホールトマトで煮込む。

あ、その前にもちろん、ワインはお約束、味見のグラス一気呑み(*´∀`)
パスタはディ・チェコのファルファーレとペンネ連合軍。
なに、深い意味はなくて単なるあり合わせだ。

かなり芯を残したパスタを茹で汁少々とともにフライパンに投入、弱火でトマトソースとからめて、ちょちょいのちょいで出来上がり。
仕上げのトッピングに、バジルの新芽を添える。

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これがまあ、フレッシュ。
実に美味い。
新鮮なアオリイカのプリプリした歯ごたえはもちろん、バジルの香気がノドの奥から鼻に抜けて実に爽やか。このパスタ一回分だけでも、手をかけてバジルを育てた甲斐があったというものだ。
食べながら思うのは、何ごとも新鮮さが大切だということ。

自身の感性も常に磨いてマンネリを打破し、新しいものに臆することなく、カッコ悪い「言い訳」を排してどんどん取り入れていきたい。取り入れてから、自身の感性に合うものを取捨選択すればいいだけのことだ。見た目だけではその本質は見えないもので、それを経験則からだけで決めつけてしまうのは実に盲目的で愚かな行為である。老化というのは肉体の年齢ではなく、感性が錆ついてしまった精神の停滞のことであると考えるのだ(「自分は錆ついてない!」と声高に言う人ほど怪しいものだ。「そうかもな、気をつけないと」と思える客観性が必要ではないか)。

あるいは人づきあいにおいても、ともに響き合える感性を大切にしたい。
ヒトというのは、後ろを見ながら歩くのではなく、前を見ながら今ここを歩くものだ。自省のない傲慢や謙虚さのない韜晦、あるいは妙な優越感や他人の感性の否定は御免蒙ろう。経験は大切だけれども、それがすべてを支配し人間関係を優位にするものではない。人はひとりひとり違うのだし、その違いが感性の違いというもので、そこに優劣はないのだ。共鳴していただける感性の持ち主にはボクもまた共鳴でき、そして互いの感性を触発しあい尊重しあえるような、いい影響(その多寡を問わず)を持ち続けることができたら。
顔の見えないブログなどの付き合いにおいては、特にそう思う。
もちろん上記すべて、自身への戒めとして自省をこめて、だ。

えらく話しが飛んだ。あまりに美味しすぎたのだ。
飛んでる間に、脇芽がこんなに育ってきた。
こりゃまた、楽しみだなぁ♪

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(摘芯後10日ほど。脇芽が本葉6枚ずつにまで育っている)
 


Comments:16

メディック 08-10-06 (月) 23:56

グリーンが綺麗だ!(最初いきなり「きらい」だって変換するんだもんなぁ)
1文字違いで大違いだ・・・
いいなぁ、葉っぱ大きくって、
俺んとこなんか・・・今頃・・・ちっこいのが10数個! 専用温室でも作ろうかな・・・
新鮮さ! 
自分で言うのもなんですが、いつも新鮮です
何も考えてないからなぁ、見るもの聞くもの新鮮なものばかり。
又今度、色々教えてください
お願い申し上げまする。

森の音 08-10-07 (火) 7:07

美味そう!
前から思っていたのですが、
107さん料理の腕もなかなかのものですねぇ。
レシピを見ていると、
往年の金子信雄のような天才肌。
(ワインを一気呑みするあたりも)
自分で育てたバジルを使うなんて最高ですね。
私も育てようかな。
また料理の話から哲学的な話題に展開するのが、
107さんの妙です。
>老化というのは肉体の年齢ではなく、
感性が錆ついてしまった精神の停滞のことである
まったくその通りだと思います。
前を向いて生きる・・・
簡単そうだけど、
へしゃげてしまいそうなこの時代、
もっとも難しいことかもしれません。
お見事でした!!

榮の間 08-10-07 (火) 8:02

おはようございます。バジルのその後はどうかな〜と読んでいったら…連合軍。。。。折も折。お腹がぐーーと鳴りました。この秋にどこまで大きくなるか楽しみです♪

107 08-10-07 (火) 10:43

△ メディックさん
我が家のバジルはようやく葉が大きくなってきて実に青々と繁っております。
先日摘芯第二弾で別の3株をやってみました。発芽が数日違うだけで、成長にはすごく大きな差が出てます。じっくり観察していると株ごとにそれぞれ個性もあるように感じられますね。
メディックさんはいつも新鮮な感動をお持ちのよう。
それが自然にできているということでしたらそれは人徳というものでしょうか。
ボクなど不徳のカタマリみたいなもので、実に羨ましいのですよ。
これからの季節、バジルはどうなるんでしょう。
なにしろ初めてなものでこちらこそ色々教えてくださいな、先輩!(´∀`)
△ 森の音さん
いえいえ、畏れ入りましてございます。
こと料理に関しては(関しても、か ^ ^;)感性のかけらもなくきわめてコンサバで、ベーシック初級編から抜け出せないままです。金子御大の足元にも及びませんけど、料理しながら酒飲むのは実に気持ちがよろしゅうございますね (´▽`)
摘芯を人に例えると「挫折」になるのだろうか、などとまたもやくだらないことを考えながら日々植物をいじっております。すればするほど(程度によりますが)鍛えられ、実りが多くなるという・・・
バジルは一年草とのことですからこれからの季節は難しくなってくるでしょうけど、来春にはぜひ挑戦してみてください。この新鮮さ、イタリアン好きの森の音さんのお好みにきっと合うと思いますよ。
思うことを思いつくままに書き散らかすと、あちこち飛びまくりです。読んでいただく方にはいつも忍耐を強いているのだろうと恐縮に感じているのですが、まあこれもボクの感性といえば感性。ご理解いただけるととてもうれしいものです。
有難うございますね^^
△ 榮の間さん
おはようございます♪
その後はこんなになりました。最後の写真は摘芯をしたものの現在の姿で、前回の写真、本葉の付け根にほんのちっちゃく出ていた芽がこんなに大きく広がって育つのですから、植物というのは不思議なものです。
花、咲いてくれるでしょうかね。。

すとらいかぁ 08-10-08 (水) 18:15

相変わらず、綺麗な写真ですね。
>>互いの感性を触発しあい尊重しあえるような
ってより、当方、なんでも影響され易いので
プランター農業、やってみようかな?って気になっちゃいましたよ。。  (対象はネギ以外)

JIMO 08-10-08 (水) 19:39

 >ファルファーレとペンネ連合軍。
なんか単品より美味そうに見えますね〜。
いや、腕のせいか?写真の?料理の??(笑)
哲学の話・・・なっとくです。
でも叩いても響かない泥人形みたいのもいるのですが、
こういうのはどうしたら・・・?(苦笑)

みどり 08-10-08 (水) 19:40

待ってました!
こんばんは♪
待ってました〜、107さんの特製パスタ!
イカを使うあたりが、さすが釣り師107さん!
バジルとイカって、合うんですね〜。
ふーむ、めも、めも。
男性のつくるお料理って、女性にとってとっても新鮮で、想像力が刺激されます〈もちろん、おなかも・笑〉。
休日のブランチにも、よいですね〜。

107 08-10-08 (水) 22:55

△ すとらいかぁさん
ありがとございます♪
何を隠そう、我が家のベランダ菜園にはちゃんとネギもあるのです(´∀`)
使いさしのものを土に挿しておいたら根づいたんですよ、ひと株だけですが先がいくつにも分かれますので、すでに2本収穫しております。薬味にちょうどいい量なんですよ。
ネギじゃなくてもいいので、やる気になっておられるのならぜひ挑戦してみてくださいな。
△ JIMO さん
ときどき、気分で連合軍を組んでみます。量が多いと飽きなくて面白いんですよ。
美味しそうに見えますか。有難うございます。
写真も料理もどっちも、ってことで (´▽`)
叩いても響かない泥人形、いますねぇ(笑
文字通り、人間ではないので人間扱いしませんけど・・・
でも、どうしても近づかなければならないときや向こうから勝手に寄ってくるときは厄介です orz
△ みどりさん
お待たせしました!w
ボクのは勢いだけの料理なんです。味は素材まかせで(笑
でもこういうのを食べてると、そこらのパスタ屋さんで食べるものにもついついうるさくなってしまいます。
男の料理は、時々やるから新鮮でいいのでしょうか。
これが毎日だととてもても、面倒臭くてきっと恐ろしい手抜きになるんですよ。
海鮮、特に青い血モノにはバジルの相性バツグンです!
ぜひぜひ、休日のブランチにお試しくださいませ♪

noobooboo 08-10-10 (金) 9:23

お皿が気の毒になるほど盛り盛りにパスタが!!
このあたりの盛り付けが男性的ですね^^
実はパスタはスパゲティー派です。
ペンネにはときどき浮気しますけど、やっぱりチュルチュルとあの食べ心地が好きです。
パスタマシンを買おうかなと思っているところです。
細めになるけれど、それでうどんもニュルッとできるらしいですよ!
プランターの紫蘇が茶色く枯れています。
種があるのでしょうか。
忘れないうちに確認しておかなくちゃ。
植物を育てることに自信がないので、来年もまたよその家から引っこ抜いてきてプランターに植えていそうな予感がしますけど(笑

107 08-10-10 (金) 16:25

△ noobooboo さん
ボクの食べる平均的な量です。お店で食べるのの2倍は入ってます ( ´ー`)
ロングパスタのチュルチュル感もいいですね^^
パスタマシン!nooboobooさんならきっとうまく作られますよ。
んで、うどんどころか、テングサ入手して「トコロテンもいけます♪」とか言ってそう(笑
こちらよりひと足早く季節が進んでいますね。
ぜひ種を採って来春に繋いでいただきたいな。
ウチのシソはわさわさと青い葉を広げてます。花がつかずにこのまま秋の終わりを迎えてしまいそうで、ちょっと心配です。
・・・引っこ抜いてくるのはダメですってば(笑

Solo 08-10-11 (土) 23:48

こんにちは。
カッコいい、料理の出来る男ってのは、やっぱり、同性から見ても、かっこよく見えるわけですが。
それが、パスタなんていったものなら、もう映画やドラマに出てくるような、ダンディーを想像してしまうわけですよ。
たまに写真などで拝見します後姿などから、ますます107さんが、自分の中では良いオコト、になっていくわけです。

107 08-10-12 (日) 22:32

△ Solo さん
こんにちは、有難うございます。
・・・って、あまり褒めらるとムズムズしてしまいますよ。
好き勝手に我流で作っているだけですから、きっとプロの料理人さんに見られたら笑われてしまいます。オリーブオイルを火にかける前からガーリックは入れておくのだ!とかね(笑
趣味や好きなこと、そしてそれにハマることというのは、人間の幅を広げてくれるように思います。
Soloさんもメカ好きなんですよね^^

piro55 08-10-18 (土) 0:04

こんばんは!
香りがこちらまで漂ってきますよぉ。
ピチピチでおいしそうです。
だんだん寒くなってきて私のバジルちゃんは
成長を止めている感じがします。
種を取っておきたかったのに、お花にまで至らなかった。。。
だからあたしも食べちゃおっと。
私にはこんなおいしいパスタは作れないけれど
至って簡単なペペロンチーノにしてしまおうと考え中。
あぁぁ。おなか空いちゃったさ。

107 08-10-18 (土) 1:22

△ piro55 さん
こんばんは、なんだかお久しぶり♪
というか、ボクがブログ開けるの久しぶりなんですけどね・・
相変わらずのバタバタでしばらくヒッキーでしたよ(笑
バジルそろそろですかね・・ウチも成長が遅くなってます。
花、咲いてくれないかなぁと思ってるんですが、この様子だと難しそうですね。
元親のように、小さなポットに移し替えると花を咲かせるかなと思ったりもしますが、それもなんだかなぁと。
フレッシュなバジルだけで作るバジリコとか、美味しそう!
ボクもやってみようかな。
この時間・・・お腹空きますよね(*´∀`)

futaba 08-10-19 (日) 5:48

おはよう〜〜
パパのパスタ、とってもおいしそうです♪
あのね、25日に童謡ライブがあります。
ケイクンもこられそうなので、日程が合えばお嬢さんたち(←無料にしてくれるって)と一緒にいかがですか?
うちの子も小さい頃とっても喜んだのですよ。

107 08-10-19 (日) 21:20

△ futaba さま
おはようございます(ホントにお早い!)
童謡ライブですか。子ども、喜びそうですね。
毎土曜日は上の娘の習い事で宇治まで遠出してまして、さて、行けますかどうか・・・
でも都合がつけばぜひにと思っています。
お誘い有難うございます^^

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