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ゴギ 〜Mother Nature’s Son

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中国地方の山岳地帯に「ゴギ」と呼ばれる特殊なイワナがいる。
イワナの日本固有の亜種で、いつも北陸で釣ってるイワナ(本州で一般的に見られるニッコウイワナ)の親戚にあたる。
先日、そのゴギに久しぶりに会いに、広島の山の中まで朝駆けで遠征してきた。
以前にも登場いただいたことのある鳥取の竹竿師・石田さんと、そのご友人でこの道40年にもなるという凄腕の釣師Kさんに同行いただいて、ゴギの棲む小さな渓流を釣る。

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左が石田さん。右のバッハみたいな頭のは今回同行したボクの釣友だ。

前日に降り続いた冷たい雨によって少し増水し極端な低水温となって、渓のコンディションはよくなかった。にもかかわらず、少し日差しを浴びて気温が上がり始めたら、ここという場所では活性高く反応してくれる。
そんなコンディションだから大きいサイズは望めなかったものの(ここには、ゴギではとても珍しい25cmオーバーもいるそうなのだが)、最大で23cmを筆頭にたくさんのゴギが挨拶に出てきてくれた。

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ゴギの棲む渓は、その岩色も水の模様もゴギの体色と見事にマッチしている。頭部にまで広がる白い斑点の虫食い模様がゴギの大きな特徴で、ここまでハッキリとこの模様が出ているイワナはゴギの他に日本にはいない。
特にここの渓は源流にブナやカツラなどの原生林が広がり、これも中国地方には少なくなったツキノワグマも棲む。この自然のままの山々が、ゴギという特殊なサカナを作るのだ。

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そのゴギも、乱獲によって年々数が減り、サイズが落ちていると聞く。
ほんの少し、人間が欲を慎んで自然と共棲する道を探してくれたら・・・と願う。

また会いに行くから。
母なる自然の子ゴギよ、永遠にあれ。


Comments:14

ひぐちあきお 08-05-12 (月) 17:22

中国山地のゴギ。話には聞くんですが、まだ釣ったことがないのです。あっちの出身なのに(笑)。そのころはフライフィッシングはおろか、川の釣りはろくろくやってなかったからなあ。テントを入れたザックを担いで、そのへんの山をうろうろしたことはあるのですが(クマには逢いませんでした)。
いずれまた何かの機会に故郷に帰ったら、子供の頃に馴染んだ川に行きたいですね。そのときまでに達者でいてくれるといいなあ、ゴギくんたち。

すとらいかぁ 08-05-12 (月) 18:14

つ、つきのわぐま?
へぇへぇへぇへぇ  20へぇでございます。
「ゴキ」も知りませんでしたし、中国地方にツキノワグマが居るなんてビックリしましたよ。
 ランディングネットに丁度収まるサイズのゴキ。見てるだけで気持ちが和む写真ですよ。楽しかったんでしょうね。
 中国地方でツキノワグマって信じられませんぜ。、もしかして山歩きをしてる僕を見かけたんじゃないかなぁ、、。  ♪ぼくはくま くまくまくまぁぁぁ♪ 

みやび 08-05-12 (月) 22:13

森が清らかな水と生き物を育むという良い見本ですね、ゴギちゃんは。
自然豊かな山の中で良い釣りが出来たようでウラヤマシス
ねじれた木は、ツタか何かが巻き付いていたのが、巻き付いていたものだけ枯れて幹にねじれ模様が残った状態ですか? それとも幹自体がねじれているんでしょうか。面白いですね。

107 08-05-13 (火) 1:40

△ ひぐちあきおさん
おや、そうなんですか!
あちらの山はさほど高く深くはないものの、植生が豊かで、それが守られる限り、ゴギは生き続けられるように感じます。実際、どうにもこうにも手の出ないポイントも少なくないですから・・・
この渓の入口に「クマ出没注意」の立て看板がありました。
地元の人のハナシでも、いるそうです。
天然ゴギにツキノワグマはセットなのかもしれませんね。
△ すとらいかぁさん
満へぇいただきました!ヽ(´▽`)ノ
有難うございます♪
でもすとらいかぁさん、「ゴキ」だとあの真っ黒のてらてらと油光りするイヤなヤツのようです。
「ゴギ」とぜひに^^
おや。立て看板まで出るほどの有名人だったのですナ。
うどんをむさぼり食うツキノワグマ・・・そりゃ世界遺産級ですぜ!(*´∀`)
△ みやびさん
この渓で釣りをしていて周りを見渡してみても、すべて落葉広葉樹林でした。前日にまる一日、かなり雨が降ったようなのですが、渓の濁りはなし。少し水位が高いかな、というだけでしたので、如何にこの山の保水力が優れているかを物語っているようでした。
この木ね。不思議でしょ。
カズラ系のツルだと思うんですが、それのぶっといのがありましてね・・・それに巻き付かれたのだと思います。
この幹だけ枯れてしまってるんですが、そのエグレ方が尋常じゃなかったです。そんなにまで締め上げられてもまた大きくなろうとしたこの木の生命力に、大いに驚き、感じ入りました。

noobooboo 08-05-13 (火) 9:08

魚の模様、とてもきれいですね。
写真撮るのも難しそうです。
木の模様とか形も見るのが楽しいですよね^^
私も最近そんなのを見つけるのが趣味です(笑)
ネクラじゃないんですよ〜!

107 08-05-13 (火) 12:39

△ noobooboo さん
近頃すっかり自然児なnooboobooさんですね^^
自然の中にある木をいろいろ見てると、どれもが非常に表情豊かで個性的なことに気づきますよね。木同士の静かな争いや葛藤も見えてきて、とても面白いです。
耳を澄ませば、そのうち木々の声も聞こえてくるようになるかな ( ´ー`)
ゴギの模様、すごいでしょ^^
特にイワナの仲間は、オートフォーカスのコンデジでピント合わせるのが難しいです。魚体を覆う透明の保護膜がピントを外させてしまうんですよ。長いこと撮影してましたので、ゴギくんには申し訳ないことでした (;´Д`)

メディック 08-05-13 (火) 17:29

ゴギ?
この模様
どこかで見たような・・・
懐かしいような・・・
不規則な彩色を施し
他の物と区別がつきにくいようにすること・・・
雷鳴幾たび吼ゆるとも・・・
艱難その身を絆すとも・・・
蒼き空より 眼下なる・・・
この魚、飛びませんよね ^^

Solo 08-05-13 (火) 22:36

ゴギですか、もちろん北海道ではお目にかかったことありません。
同じ虫食いでもやはりアメマスなんかとは全然違いますね、なんとも言われぬ違和感が・・・
なんだか斑点の一つ一つがものすごい自己主張しているようで、少し怖い感じがします、自分だけでしょうか?

sekisindho 08-05-14 (水) 0:40

107さん、こんにちは。
「ゴギ」ですか、初めて聞きました。
名前から云ってもっと凄い物想像したのですけど、普通のイワナ自体をあまり知らないので、この斑点の凄さがよく分かりません(^_^;)
でも迷彩服を着込んだグリーンベレーくらいのレベルなのでしょうね。
熊は私の父が戦争中に潜望鏡に使う松ヤニを取りに山へ入ったとき月輪熊と遭遇したと云ってましたよ。
えらい昔の話で恐縮です(笑)

107 08-05-14 (水) 1:45

△ メディックさん
その昔、まだボクが紅顔のプラモ少年だったころ・・・
こんな模様は非常に親しいものでした。
イワナにえもいわれぬ郷愁を感じるのは、さてはそれが原因でしょうか。
今初めて気づきました (´▽`)
ゴギも含めてイワナ、ヤマメなどのサケ科渓流魚は、水面を割って飛び出し、空中捕食もします。滝も登ります。これは無理だろうという堰堤も溯ります。
きっと、翼が生えているに違いありません(´∀`)
△ Solo さん
サケ科渓流魚は、その棲息域の南限に向うほど体色や模様が派手になると聞いたことがあります。
写真でもすごいですが、実物はもっとすごいのですよ。よくイワナはヘビみたいだと言われますが、ゴギはまさしくそれです。サカナというよりはイモリとかトカゲとか、あるいはそれに類する新種の生物のように見えます。
初めて釣ったときは、うわぁ、エラいものを釣ってしまった!という感じがしましたので、お気持ちよく分かります^^
△ sekisindho さん
こんにちは。
そうです、グリーンベレーかスペツナズかといういでたちです。でもすこぶる平和なサカナですので、突然機関銃を乱射されるというようなことはありませんが・・・( ´ー`)
松ヤニは何に使うのでしょう。防水グリスの代わりなのでしょうか。
今でも、丹波山地にはツキノワグマが棲息していて、たまに遭遇情報があります。
姿はなかなか見えないですが、意外に近くにいる隣人なのですよね。
見かけはとても怖ーいですから、お近づきになりたいとは思いませんけど(*´Д`)

すとらいかぁ 08-05-16 (金) 17:39

ついに出来ましたw  
PCが苦手な私がPINGを送れましたぜ ^^v
× ゴキ
○ ゴギ   でしたか。 失礼しました。 ガオォw

107 08-05-17 (土) 2:12

△ すとらいかぁさん
ping飛ばしおめです(*´∀`)
いつも、飛んでないなぁ〜と気になっておりましたですよ。
あ、あの吠え声は・・・巨大ゴキ!!
..・ヘ(。≧O≦)ノ ニゲロー!!

しゅうしゅう 08-05-22 (木) 17:23

ぼちぼち
ぼちぼち釣りに行きましょう(笑
最近、山陰の川でよく石田さんとご一緒してます!
そういえば、107さんの事も話してたような…
ところで、リールはどんな按配でしょう?(汗

107 08-05-23 (金) 20:19

△ しゅうしゅうさん
ぼちぼち、いいですね(*´∀`)
ボクのことを?
道理でよくくしゃみが出ると思った(笑
リール、難儀してます。
またメールで。

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[…] パッツンパッツンのグラマーなアマゴちゃん。すっかりオトナな表情とナイスバディなプロポーション、そしていつまでも大人しくしない反抗的な態度に惚れた。前回の贅沢な気分がまだそのまま残ってしまっているようで、大きさもそれなりにあってコンディションが抜群のホレボレするような魚体を持つものしか撮る気が起こらない。いい気なものだと自分でも思うのだけど(笑夕マヅメ前に取ったシブいライズの主。丸々と肥えた、いいイワナだった。それよりなにより、色模様がハッキリしていてとてもきれい。頭のてっぺんにまで至る虫食い模様は山陰のゴギを思い起こさせてくれる。 […]

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