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幸せな瞬間

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秋の終わりの次の日、冬の始まりの日。
京都は南山城の山間部にある湖で遊んできた。

トップのこの写真だけ見ると、紅葉と青い空が湖面に映えて、さぞかし穏やかな過ごしやすい一日となったように見えるだろう。
しかし、それは事実とは大きく異なる。
写真は一瞬のフレーミングを以て真実を伝えるのに最適な道具であることには違いない。だが、逆の面から見てみれば、写真ほど一瞬の事実を以て真実をねじ曲げてみせる危険な道具はない、という別の顔があるということも忘れてはならないということである。

冷たい雨が、時に細かく霧のように、時にびちゃびちゃといやらしく降る。気温おそらく5度以下、持っていったペットボトルが冷蔵庫に入れているよりもよく冷えて、体感温度は冷蔵庫内以下。ほぼ絶え間なく木枯らしが吹きすさび木々の葉を湖面に落として釣りを難しいものにするという、そんな一日だった。

昨年の同じような感じの日には、あまりいい釣りはできなかった。しかし、冬の日の湖というのは難解なパズルを解くような思索にふけるにはもってこいの環境ではあるらしく、昨日も釣りの間中、様々に己の内面を探索して遊ぶことができた。
一方、腕は勝手に動き、ひたすらクールにサカナを釣り上げる。気持ちの中には、昨年のリベンジということもあるようである。

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ご覧のようにセコいことこの上ないフライを使って、このようなグッドコンディションのレインボウ・トラウト(ニジマス)を釣り上げるのだ。鼻ヅラに付いてる赤いのがそのフライだが、この時季に湖面に現れるミッジ(ユスリカ)のピューパ(サナギ)を模したもの。熱帯魚を飼育した経験のある方ならご存知だろうと思うが、エサの「アカムシ」と同じ系統の虫であり、また、レインボウの大好物でもある。

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帰路に訪れたいつものソバ屋には、囲炉裏に大きな鯉。
この地の名物・信楽焼のタヌキとともに。
京都への帰り道は、連休前の帰宅ラッシュと観光シーズン真っ盛りの忙しい時間帯とが重なり、市内の道路という道路が麻痺状態になっていて、家に辿り着くまでに非常に長く忍耐を強いられる時間を過ごさねばならず、最初から最後までかなり厳しい一日になった。

トップの写真は、その厳しい一日のうちのごく一瞬に訪れた晴れ間と太陽の光。
とても幸せな瞬間。
そういうものは、えてして永くは続かないものであるようだけど・・・

しかし、心に深く刻み込まれる。
 


Comments:17

ポッポ 07-11-23 (金) 9:04

107さん
おはようございます!icon:body_stop
うしし。一番ゲットですね。
最初の写真。すごくきれい。。。icon:face_heart
「幸せの瞬間」は、永く続かないからこそ
幸せの瞬間と感じるんでしょうね。
でも、一瞬でもその幸せに浸れたなら
やはりそれは、幸運というか幸せなんだと思います。
花の命は短い〜icon:cherryblossom
おほほ。久し振りにまともなコメントで
書いていて照れますわ。^^*
恋とタヌキと蕎麦食べたい〜!

JIMO 07-11-23 (金) 12:03

なかなかワイルドな面構えのニジマスですね。
関東のカンツリでは銀毛したようなニジマスが多かったです。
北海道のカンツリもこんな黒点が多いのが多いですね。
最近の養殖魚の流行りなのかな?(笑)

107 07-11-23 (金) 13:35

△ ポッポさん
おはようございます。一番ゲットありがとです♪
人生山あり谷ありで、生きてると幸せを感じることよりそうでないことの方が多いように思います。でも、だからこそ「幸せ」と感じた瞬間の記憶はいつまでも留めておきたいと思ってます。釣りだけに限らず。
・・・あ、つられて真面目な返しになっちゃった。
タヌキも食べてしまうポッポさんは、近頃恋はされておられないので?
おソバ、美味しかったですよ!(*´∀`)
△ JIMO さん
筋肉質な鼻曲がりの精悍なオスでした。ここの湖は広くて水深もあり、ニジマスは同じ場所にあまり居着かずに回遊してる個体が多いような感じです。放流魚には違いないですが、放されて時間の経っているものも多くおり、そう易しくはない釣場です。
養殖のニジマスはいろんな種類(系統)がいますね。スティールヘッド系、 カムループス系、ドナルドソン系、あるいは黒点のぜんぜんないホウライマス系、そしてそれらの混血と、多種多様です。その種類は養殖業者によって異なりますから、どこから仕入れてるかによって違うのでしょう。

Solo 07-11-23 (金) 16:37

こんにちは。
この写真の風景、暖かそうに見えるのですが過酷なつりだったのですね。
それにしましても良い型の虹鱒ですね、ずいぶんとりりしい顔つきです、なんとも印象的です。
本州の管理釣り場とは通年営業なのでしょうか?

みどり 07-11-23 (金) 18:38

こんばんは★
冒頭のお写真にやられました〜。
水面に映る雲がステキすぎです。
でもハードな一日だったんですね。
お疲れ様でした。
晩秋の野山の息吹のおすそわけ、ありがとうございました
(*^_^*)

sekisindho 07-11-24 (土) 0:46

107さん、こんばんは。
早速連休をお楽しみのようで、ご同慶の至りです^^
ところで、あんな少しの針がかりでばらけないで釣り上げられるのですか。
ニジマスが頑丈なのか、釣り方がうまいのかよく分かりませんが、やはり後者でしょうね○o。(^∪^*)
>囲炉裏に大きな鯉。この地の名物・信楽焼のタヌキ
とくれば、食べてみなくてもお蕎麦が美味いのは当然って感じがしますね。
羨ましい(ΩдΩ)

107 07-11-24 (土) 1:11

△ Solo さん
こんにちは。
ええ、かなり過酷な環境での釣りになりました。しかし昨年のリベンジ成功〜♪
ここのニジマスは、コンディションもいいですしファイトがなかなかに狡猾なのです。フッキングと同時に、近くの障害物めがけて一直線に走り、最後の最後まで抵抗します。とても面白かったです^^
立地により(夏場の水温次第)、通年のところとそうでないところとあります。ここは通年のようですが、夏はサカナが深場に落ちていてなかなか手が出ないのでとても難しいようです。
△ みどりさん
こんばんは。やられていただき有難うございます(笑
野山の息吹はとても冷たい風になり、その前後のことも含めてハードな一日でございましたが、この一瞬を覚えていると少しばかり幸せな気分になります。
△ sekisindho さん
こんばんは。
釣りは連休前の平日で、連休初日は仕事に打ち込んでおります (ノД`)
この日のサカナはとても不機嫌でシビアでして、反応がいいのはこういう小さなフライでした。なんとかかんとか、猛烈なジャンプや突っ込みをかわして取り込みます。ご覧の通り、かなりガッツリと鉤がかりしてますので、鉤が伸びてしまうか糸が切れてしまうか、あるいは糸をたるまされてしまうかしない限り、なかなか外れないです。
ソバ、いいでしょう?(*´∀`)
ぜひ一度、ご案内申し上げたいですよ。

マロニエのこみち・・・。 07-11-24 (土) 10:15

確かに帰りの車は大変だったでしょうけど
他のことは、すごく幸せそうに見えますよ
特に私などは、この蕎麦屋の情緒に心を奪われました〜♪
こんなところで日がな一日、ぼんやり〜〜と過ごしたいものでございます
それにしても、いつ拝見しても美しいお魚さんですね

森の音 07-11-24 (土) 14:20

ニジマスとのやりとり
私も昔はよく大戸川あたりに行きました。
京都の管理釣り場の事情には最近疎いのですが、
先日の嵐山といいこの湖といいなかなか、
面白そうな釣り場ですね。
ドライで出ますか?
うちの近所にはあんまり面白いところがなくて・・・
冬場は釣りから遠のきがちです。
107さんの記事を読んで、
久しぶりにニジマスのジャンプを楽しみたいなぁと思いました。

107 07-11-24 (土) 23:57

△ マロニエのこみち・・・。さん
いやいや、釣りそのものもかなーり厳しかったのですよ。
ニュースなどで「この冬一番の冷え込み」とか言ってた日でしたから。
でも帰ってきてからそれを聞いて
「11月はまだ冬とは呼ばんのじゃあ!」と独りツッコミを入れておりました(笑
なかなかイカツいニジマスさんでしょ^^
有難うございます♪
△ 森の音さん
大戸川!懐かしや〜(*´∀`)
前の管理人さんが、ここの湖の管理人さんなんですよ。
大戸川は、そのさらに前の管理人さんのときが、客も少なくまったりしてて好きでした。酒好き・女好き・話し好きの親父さんでね・・・残念なことにもう鬼籍に入られましたが・・・(u_u)
何を隠そう、生まれて初めてやったフライフィッシングはその大戸川なのでございます。若く青い十代の終わり、天高く馬肥ゆる秋の日のことでございました。
嵐山もここも、ドライではなかなか難しいと思います。サカナは表層に浮いてくるときはあり、水面付近のものにライズしてることもありますが、毛鉤に出てくれる確率は非常に低く、ツラい釣りになりそうですよ。
この時季、ドライで出すなら渓流状の釣場で極小ミッジしかテはないと思います。
でなければ、割り切ってニンフが一番いいです。マーカー付けるのがおイヤならリーダーでアタリも取れますし(ただし慣れが必要)。
あ、高槻の芥川なんかだと、暖かい日ならミッジでも結構釣れますよ。
行きますか!?^^

メディック 07-11-25 (日) 2:05

観光シーズン真っ盛りね!
おウチがね
紅葉の名所の近くにあったりするとね
大変なんだよね
じぶんち帰るのにね
すんごく時間かかったりするんだよね
だからね
他府県ナンバー見るとね
脳みそ筋肉とかになっちゃうんだよね
狸に頼んでね
池につながる道路とかね
造ってもらいたいんだよね

noobooboo 07-11-25 (日) 7:31

ニジマスというのは尾ヒレにもドットがあるんですね。
こんなに大きいのを釣るとなると、かなりのヒキがあるんでしょうね〜。
私もカジキマグロとか釣ってみたいです。フライが美味しいですよね。icon:knife

ジャイアン ポ 07-11-25 (日) 9:46

ワタシ キツネモ タベルアルヨ。( ̄个 ̄) フォッフォッフォ
デモ ニポンゴ ムズカシイアルネ。
コイト タヌキト (イッショニ)ソバタベタイト カイタツモリ ヨ。(×_×;)     ナーンテicon:face_bee
コイ ハ・・・ケイケンホウフナ オヂサマニ ソウダンアルヨ。デモ シラフデハ ハナセナイアルヨ。コンドノ ボウネンカイデ ハナス ヨ。メディコサン CJサンノ イアンカネテ アジスアベバ上空でヤルイウテタヨ。 幻聴カモシレヘン ケド ヨ。 ヨミニククテ ゴメンアルヨ。++
 

ポッポ 07-11-25 (日) 9:51

釣り師さんのオトし方は、勉強になりました!^^
やってみま〜す。icon:body_stop

107 07-11-25 (日) 12:13

△ メディックさん
あの道路を造ったりする古ダヌキは引退してしまいましたね。最後っ屁で南の方におっきなのをブチかましてくれましたが。Boooooo! ε=_|?○_
近頃出かける度に「モミジいらねー」「観光バス、ゴーホーム」しか言えなくなってます。脳みそが筋肉になってしまってる証しかしらん?
ジモティ専用地下道路とかほしす(´Д`)
△ noobooboo さん
点々がやたらいっぱいあるのがニジマスです。北米原産なので、そちらにはたくさんいるんですよ。北米には近似種で「カットスロート」、レアなのに「ゴールデントラウト」なんてのがいるんですが、死ぬまでに一度は釣ってみたいサカナです。
んで、いきなりカジキマグロですか?Σ(゚Д゚ )
フライで狙ってる人もいますが、なかなか難しいようです。
でもフライを食べたら口に刺さっちゃいますからご注意!——っ<*))))))))><
(ちなみにサカナのフライにはタルタルソースが欠かせない107です^^)
△ GPさん
キツネモタベルアルカ!
アイヤーー!ビクリシタノコトアルネー!!
ボウネンカイハイイケド、あじすあべばマデイカナイトイケナイアルカ。CJクンハ○○○マミレニナテルイウシ、めでぃこサンハオトコオンナニナテルシ、GPサンハじゃいあんダシ・・・
デラヤヤコシイアルネ!(*´Д`)=з
コノオヂサマハ経験貧弱ダカラアマリあてニナラナイアルヨー(*´∀`)
△ ポッポさん
ふぅ〜疲れた(笑
カタカナ言葉、読みにくいし書きにくいアル。
オトし方、ぜひお試しになってみてくださいな(*・∀・)

futaba 07-11-26 (月) 12:04

雲ひとつ
icon:maple写真は現実の一部を切り取った虚像・・・よく言ったものですね。現実は寒かったなんてicon:maple
野外活動のボランティアの時、ハレの日に時雨れたりなんかしたら、
『皆さんの行いのお陰で(大きい)雲ひとつしかない天気です!』
と励ましています。
『本当は、その日を選んだことをマルコポーロなんだけど!』
(オチはダイコウカイ)なーんて。
自然の中にいると厳しい時間とも対話するようになり、それもまた幸せに感じるこのごろ。
あーー渋滞にはご苦労様でした。私もかなりマイッテマス!!

107 07-11-26 (月) 22:53

△ futaba さん
虚像・・・まさしく。その通りでした。
それにしても、野外活動のボランティアで壮大なシャレをおっしゃっておられるのですね。
厳しくても自然の中がいいです。町の渋滞にはもうコリゴリ!
観光に来る人々は京都の大切なお客さんですからいいのですけど、あのマナー知らずの傍若無人な大型観光バスどもにはホント、トサカにキてます (#`Д´)
コケコッコーー!icon:animal_cock

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