Home > 日々のうたかた | 2007年の日々 > 明星の輝く空

明星の輝く空

070319kinsei.jpg
近頃、夕刻の空に宵の明星が輝いている。明星、すなわち金星だ。
太陽に近いことから普段は目視できることは少ないのだけれど、金星の公転状況と地球との角度の関係で、日没後や夜明け前に地平線に近いところでひときわ明るく輝くのを見ることができる。

070319venus.jpg金星は、太陽系でもっとも地球に似た大きさと平均密度の、地球からもっとも近い惑星。しかし二酸化炭素の厚い大気に覆われ強酸である二酸化硫黄の雲から常に硫酸の雨が降る。
・・・てな具合にその現実はちっともロマンティックではないのだけれど、古代から「宵の明星」「明けの明星」として聖なる星として崇められてきた。今年はまだ釣りには行ってないから見てないけれど、明け方に釣りの現場に到着して未明の薄暗がりの中で夜空を見上げると、明けの明星が東の地平にひときわ明るく輝いているのを見ることがある。
仏教において、釈迦が真理を見つけたのは明けの明星が輝くの見たゆえだと伝わる。弘法大師に至っては、明けの明星が口の中に飛び込んできて悟りを開いたというから驚きだ。
だからいつも釣りのときに明けの明星を見つけると、あんぐりと口を開けてそちらの方向をしばらく見ているのだけど、明星は一向に口の中に飛び込んできてくれないし、突如として悟りを開くということもない。今日も今日とて、しばらくポカンと西の空を眺めてはみたものの、やはり悟りはやってこない。
願ってもいない者には啓示はないということか。
これでも少しは、俗世の懊悩を超越した遥かな精神の高みに至りたいと思うこともあるのだけど・・・もっとも、「我思う、故に我あり」とばかりに俗世の懊悩があるからこそ我が身の実存を確認し、その懊悩の中にこそボクがボクらしくあることができる何かのきっかけがある、などと考えるものだから、やはりそのような者には啓示は無用ということなのだろうな。
小難しい話になってしまった。
ひとりで宵の中を歩きつつ空を見上げての独り言。


Comments:14

マロニエのこみち・・・。 07-03-19 (月) 0:25

私は、凍るような冬の、細くて黄色〜い三日月が
明星と近くに寄り添っている姿を見るのが好きです
(↑ロマンティスト〜〜♪)
悟りですか〜〜
あたしには必要ないです
なんといっても、すでに菩薩さまですから〜〜(笑

noobooboo 07-03-19 (月) 22:14

悟りですか〜〜
私にも必要なさそうです。観音ですから・・・・。
と、マロニーさんに便乗させてもらいましたが、言っていて、恥ずかしくなってきました・・・
降るような星空に出会うと、
ゴロンと仰向けになって夜空を見るのが好きです。
悟りはやってこないけれど、気持ちが大きくなりますよね!

オードリー 07-03-20 (火) 0:09

うわ〜。菩薩様と観音様のあとに。。。。墮天使。。。
いや、今日は東洋風なれば。。。
悟りですか〜〜
修行中のオードリー鬼子母神です^^。
ヴィーナス=ルシファーとも言われていますが。。。なにか?…^^。
私も好きですよ。星たちを眺めるの。。。
惑星は瞬きしない….。不思議ですよね。あれって何でなんだろう?

sekisindho 07-03-20 (火) 0:46

107さん、こんばんは。
菩薩さまに観音様そして鬼子母神
凄いメンバーの後には書きようがないですね。
私の場合は謎のほとけ様でいかがでしょうかね。
悟るより、煩悩に浸っている方が良いような気がしてるのですけど
どうなんでしょうね。

107 07-03-20 (火) 2:27

△ マロニエのこみち・・・。さん
冬は夜空が澄んでいて、一年のうちで一番きれいに星が見えるんです。
細くて黄色い三日月、きれいですよね。
菩薩さま・・・ということですが・・・
大酒をかっ食らう菩薩さまってのもねぇ・・・
聞いたことないなぁ(*´∀`)
△ noobooboo さん
菩薩さまに続き、観音さま、と・・・
あ〜〜こりゃこりゃ(笑
降るような星空、きれいですよね。
山の中でみる星空も最高ですよ。手を伸ばせば届きそうで。
ホントに届けばいいのにな、と思うのですが・・・
いろんな想いは、なかなか伝わらないことも多いですね。
△ オードリーさん
・・・っとと。今度は堕天使さんこと鬼子母神さん。
神さま仏さまの多いこと(笑
確かに、ヴィーナス=ルシファーという話、ありますね^^
惑星は瞬きませんか? おっかしいなぁ。星の瞬きは地球大気のゆらめきですから、すべての星も、月も、太陽も瞬いているのですが・・・
肉眼で見える惑星は光度が高いから、瞬いてないように見えるのかも。
△ sekisindho さん
謎のほとけ様ですか・・・ホントに謎だらけで(笑
ご賢察! 悟るより煩悩に浸っている方がいいというのに、同感でございます。といっても、あまり浸りすぎるのもよくなさそうですから、ほどほどに、というところではありますが・・・(笑

メディック 07-03-20 (火) 17:31

自宅にいながら世界各地の星空や星座を見る事が出来ます。
満天の星があなたのお部屋に! 
のコピーにつられて、ホームプラネタリュウム買おうとしてた、
そんな私は魚座です。

JIMO 07-03-20 (火) 20:47

日本でも有数の「星が綺麗に見える街」(らしい)に住んでいますが、
なかなか夜空を見上げる機会がありません。
それでも晩酌の後にベランダから星を眺めていると
ユラユラと瞬いて・・・おっとお酒のせいですね。(笑)

107 07-03-21 (水) 1:01

△ メディックさん
おお〜。ホームプラネタリウム、ええですね(笑
そんな謳い文句なら、ボクも買わされそう・・・って、一体どこに置くねん!?
と即座に思った水瓶座でした。
△ JIMO さん
> 日本でも有数の
そうなんですか!
それはぜひ夜空を見上げていただかないと、もったいないですよ。
星降る夜に酩酊でいい心地ってのも、うらやましいな。久しぶりに酒でも飲みたいな〜・・・と思いましたが、今日の京都の夜空は陰気くさくっていけません(笑

piro55 07-03-21 (水) 2:48

こんばんは!
星空にはとても魅力を感じます。
見上げていると、いつまでも息を吐き続けていたくなります。
黒より黒い夜空が全部吸ってくれる気がして。
でもそれには星がないとダメなんです。
背中合わせに立って、頭をお互いの肩に寄りかからせて見上げると
首が痛くならず、温もりもあってとても気持ちいいんです。
『その懊悩の中にこそボクがボクらしくあることができる何かのきっかけがある』
107様らしいこの表現、カッコイイですね。真似しちゃいたいです^^

107 07-03-21 (水) 12:14

△ piro55 さん
おおっと・・・
なんだか艶っぽくてアンニュイなpiro55さんを初めて拝見したような(*´Д`*)
> 背中合わせに立って、頭をお互いの肩に寄りかからせて
ってこれ・・・・・・
まあ、野暮は訊かないでおきます。(u_u)
ボクの婉曲な表現をご理解いただき、有難うございます。
でも、これが分かるということは・・・
まあ、これも野暮だから訊かないでおきます(笑
真っ直ぐに進もうと思うと、いろいろありますよね。
自分の中の真っ直ぐと、他人から見える真っ直ぐとは違うこともあるでしょうし。
そんなときは、夜空を見上げますか^^

konatsu 07-03-21 (水) 17:14

本日もお勉強させていただきました。
明けの明星って夜明けに見える星のことじゃなかったのねと
穴があったら入りたいkonatsuでございました

107 07-03-22 (木) 0:38

△ konatsu さん
> 夜明けに見える星
惜しいです!「金」がついてれば・・・
・・・って、おっさんギャグみたいになってしまいました。
ボクも恥ずかし〜〜(笑

しゅうしゅう 07-03-24 (土) 21:12

日本語とは本当に面白いですよね。
同じ金星でも色々な呼び方があるんですもんね。
私は、写真のような空の「群青」色が大好きです!
話は変わりますが、木星って地面が無いんですってね(汗
最近知りました(笑

107 07-03-25 (日) 1:30

△ しゅうしゅうさん
日本語は面白いですよね。
四季折々の風物を愛でる心が生み出した優雅な文化だと思います。
木星はガスと液体でできた惑星とされてますね。
誰も中を見たことがないから、本当にそうなのかは誰も知らないのですが・・・
子どものころ、木星を天体望遠鏡で見て、とてもロマンをかき立てられましたよ。

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://blog.studio107.jp/2007/03/143.html/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
明星の輝く空 from 107@BLOG

Home > 日々のうたかた | 2007年の日々 > 明星の輝く空

Search
RSS Feeds
Meta

Return to page top

Get Adobe Flash player