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ヤマメを想う

061119yamame.jpg

昨日、前回鳥取へ釣りに行ったときに再びお世話になったIさんと話していたら、その釣りの時の写真ができてるよというので早速お送りいただいた。ボクの前回の記事と同じピンシャンのヤマメだけど、Iさんによる写真は一眼レフに銀塩フィルムで、年数を経て成熟したヤマメの肌艶が妙にまったりとなまめかしくて、やはりこういう写真の方がいいなと思う。この写真には、Iさんによる「リールの彼女も驚いている」とのイカしたコメントが添えられていた(ちなみに、こんなおバカなリールを持ち、気に入って使っているのは世界にボク一人である。間違いなく)。

何度かこのブログでも言っている通り、ボクは渓流魚の中ではイワナが好きである。ヤマメやアマゴももちろん好きだけど、イワナの気まぐれなところ、いい加減なところ、愛嬌のあるところなどがとても気に入っている。擬人化して表現すると、山にいる酒好きなおっさん、という感じ。あるいは自身を投影しているのかもしれない。
対してヤマメやその従姉妹みたいな種のアマゴは、見目麗しくて気高く、泳ぎも達者で感覚も鋭いサカナで、いわば綺麗なおネエさん、という感じである。

しかし、だからといってイワナばかり釣っているワケではない。このフライフィッシングという釣りを始めてもうすぐ20年にもなろうとするけれど、最初の10年は、実はヤマメ(あるいはアマゴ)ばかり釣っていた。初めて自然渓流で釣った渓流魚もヤマメである。近郊にある渓流にヤマメやアマゴが多く棲んでいたということもあるけれど、彼女たちがある特定のポイント(流速や底石の状態から判断する)にいて、就餌する流れのスジにきちんと毛鉤を流して、毛鉤のパターンが間違っていなければ、きちんと毛鉤を食いに出てきてくれる、という分かりやすさがある。対してイワナはそう単純にはいかないところがあって、だから最初の頃はイワナ釣りがよく分からなかったというのと、何よりヤマメはそうしてきちんとやれば出てくるという点、及び、出るのも早いが見切って帰っていくのもまた素早いという点で、「いざ、勝負」という心理状態になり、アドレナリンが沸き立つような興奮も味わえたからというのが大きいかもしれない。

そんな釣りをしていた10年近く前のあるときに「ヤマメはもういい」と突然思い立って、無性にイワナ釣りがしたくなり、北陸の山々を一週間も彷徨い歩いた。以来、ずっとイワナ釣りをメインとして気ままに遊んでいる。時には渓の源流域にまで足を運び、自然の無垢な姿のままの、気まぐれなイワナとマイペースでのんびり遊ぶ。そんな遊びの楽しさも分かる年齢になってきたのかもしれないと思う。

061119fishing.jpg

しかし、ときどきはこうして、初めての渓に釣りに行きそこに棲むヤマメと遊んでもらうことも、たまらなく心地よいと感じるのだ。清冽な冷水から飛び出してきてボクの毛鉤を食ってくれた、美しく気高いヤマメ。10年前までよく釣っていた小振りなヤマメたちとは随分違う、成熟し賢さをそなえたヤマメに見惚れ、しばしその場に佇む。
そんなとき、ずっとこのまま、この渓で釣りをし、ヤマメと戯れていたい、と思うのである。
 


Comments:20

mimosadoll(マロニエの妹) 06-11-19 (日) 0:51

うん?
このリールは、左のものとデザインが違いますね
何種類かあるんですか?
107さんのデザインですね?
モデルはお近くにおられるバレリーナさんなんだ〜♪ムフフ・・

sekisindho 06-11-19 (日) 0:53

107さん、こんばんは。
いまだに、何度聞いてもイワナとヤマメの区別が付かないのです(^^;)
それにしても今日の107さん、釣りとなると格調高いですね。
>自身を投影しているのかもしれない
ここのところで、グ〜ッときましたよ(マジ、マジ)
これだけ打ち込める遊び(?ちょっと違いますか)があることは、
ものの考え方や、行動にも一本筋を通してくれますよね。
ところで、リールのお嬢ちゃんのお名前は?

107 06-11-19 (日) 11:22

△ mimosadoll さん
はじめまして(笑
お姉さまは豪快なお方ですよね。
妹さんは記事を拝見する限りおしとやかでたおやかな方とお見受けしました。
今後ともどうぞよろしくです〜♪
リールは同じものですよ。前から見たのがこの写真で、後ろから見たのがサイドバーの写真。表と裏で、柄が違うんです。
こういう柄のプレートが一枚だけあってそれをリールに加工流用して、リール本体のパーツも、こういうものの試作プロトタイプを改造したのを、自分で組み立てたものです。
なので、モデルはおりませんよ♪
△ sekisindho さん
仕事より、釣りの方を一生懸命やっておりますもので・・・(*´∀`)
自然と、熱が入るのでしょうかね。
リールの名前は、そういえば付けていませんでした。
さて、何にしましょう。
アホな男にリールの中に囚われの身となってしまった哀れなラテン娘・・・
「ジャンヌ」かな(笑

7wth2 06-11-19 (日) 12:03

お早うございます。
イワナにヤマメ。イワナを釣り上げた経験はありません。
しかし、持っているイメージはイワナは未知の魚ゆえか、渓の主。
ヤマメは王女たち。共に恭しく奉る。
魚の目、生きていますね。
高貴な魚と遊べて、107さんは幸せ者。

noobooboo 06-11-19 (日) 12:16

本当だ、バレリーナさんですね。
いつもこのバレリーナさんの応援があるから、
107さんらしくいられるのですものね。^^
二回ほどコメントが入れられなくて、
すこしづつコメントが短くなっています。(笑)

107 06-11-19 (日) 13:33

△ 7wth2 さん
おはようございます。
イワナとヤマメのイメージ、7wth2さんのそれがそのものです^^
ヤマメの賢さは目にも表れておりますでしょ。
「こいつに釣られたのか〜」って目でこっちを見ます。
イワナはたいてい、びっくりした目できょろきょろしてるのが多いんですけどね(笑
有難うございます。
△ noobooboo さん
バレリーナに見えますかね〜
ミニスカートの若いラテン娘がびっくりしてる図、なんですよ。
それに、我が家のバレリーナさんはとっても厳しくて・・・(ノД`)
「あのう、つ、釣りに・・・」というと「ハァ!?」とまずは即答(笑
コメントがエラーになりますか。
どうもまたLOVELOGの調子が良くないようです。
せっかく書いてもらったのに申し訳ないです。
短くなっちゃった分が見れないのは、非常に残念ですよ^^

JIMO 06-11-19 (日) 22:05

イワナってかわいいですよね。単純って言うか純粋っていうか、
足元まで追っかけてきてロッドで8の字書いてルアーを泳がせても
まだ追っかけ回してたりして。
挙句の果てに誤って陸に上がってしまうものもいますしね。(笑)

Solo 06-11-19 (日) 22:37

山にいる酒好きなおっさん,岩魚を表現するのにぴったりですね(笑)。
源流で出会う岩魚にはそういうところがかわいらしくてやはり一番好きな魚です。
今年はとうとう春先に会った岩魚だけが唯一、といった形になってしまいました、いろいろ忙しかったので仕方ありませんが、来年はがんばって道南の岩魚つり、復活したいですよ。
ところであまり詳しくはわからないのですが107さんが釣られますのは何岩魚ですの?

107 06-11-20 (月) 0:00

△ JIMO さん
かわいいですよね。
渓流だと、口開けて食べようとしたまま下のポイントに落っこちていったりして(笑
大好きなんですよ。
△ Solo さん
ぴったりでしょ^^
源流のイワナは、特にそうですね。無邪気なところもGOODです。
来年はもう少しイワナとのご対面が叶うといいですね。
ボクが釣っているのは主に北陸で、マクロな系群としては「ニッコウイワナ」になると思います。その中の、特に北陸の地付きのイワナに「ヒライワナ」と呼ばれる種類がいて、ボクが行く渓の源流域で遇う純粋な天然のイワナは多分それだと思います。
最近はやってませんが、以前はときどき紀伊半島のヤマトイワナ系、中国山地のゴギなどを釣りに行ってました。
あとは、北海道のオショロコマを釣ってみたいと、かねがね思っております^^

piro55 06-11-20 (月) 2:16

こんばんは!
以前、「釣りを経験したことが無い」と言ったことがありましたが、イワナは獲ったことがあります。手で。
長野県は千曲川の源流に遊びに行ったとき、父と二人でがんがん川上へ這い上がり、夏だと言うのにかなりの冷たい水に手足をつけてイワナを獲りました。ただ、こうやって見てみると、あのときの魚に似ているため、父はイワナだといっていましたが、ヤマメかもしれないです。「山にいる酒好きなおっさん」みたいだったかしらぁ?
勝手に源流に入ってはいけないと聞いたことがありますが、本当ですか?だとしたら、アレ以来しておりませんので、何卒お許しください・・・

107 06-11-20 (月) 12:17

△ piro55 さん
イワナのつかみ獲りとは、なかなかやりますね〜(笑
つんつるてんなので、結構捕まえにくかったのでは?
イワナとヤマメは同じサケ科魚類ですので、似てるといえば似てます。
(密かに釣り好きのsekisindhoさんが見分けつかないぐらいですから・・・^m^)
上の写真のがヤマメ、右のサイドバーに泳いでいるのがイワナの仲間でブルックチャーという北米産のサカナですが、日本にいるイワナはこれをもうちょっと地味にしたのになります。ヤマメは紡錘形でイワナは丸く細い体型と、見かけも結構違ってきます。
でも、お父上がイワナだとおっしゃってたのならイワナではないかなと思います・・・
イワナにも、体色が薄く小判型の模様がはっきりしたのとかがいますから・・・
渓流の釣りは、解禁期間というのがあって、勝手にいつでもどこでも釣りしていい、ということにはなっていないのです。解禁期間内にその渓流を管轄する漁協で「遊漁券」というのを買って、それで釣りできます。規則とかもいろいろあって、だから勝手に源流に入ってはいけないと聞かれたのではないでしょうか。
もちろん、女性一人では危ない、ということもありますけど^^

cafe_m 06-11-20 (月) 14:13

まったく素人の私にも渓流釣りを心底愛し、
楽しむ107さんの思い伝わってきました。
これはいい加減というよりは、
好い加減に人生を楽しんでいらっしゃる
107ワールドなのでしょうね…♪
暫し引き込まれてしまいましたョ。

オードリー 06-11-20 (月) 17:04

私も川の魚さん達の事はまったく分かりませんが…
ホントに釣りが..渓流が好きで、自然と戯れる喜びを知っている方だな。と、思ってみていました。
sekisinndoさんの<格調高いですね…
に、同感です^^。
そして、ラテン系のミニスカートの「ジャンヌ」というバレリーナさん^^。
さすがにここまで来ると、すごい伝達ゲームみたいですね^^。
テレながら解答している107さんもまたかわいいですね^^。

107 06-11-20 (月) 18:25

△ cafe_m さん
有難うございます。
「いい加減」なのか「好い加減」なのかは人によって評価の分かれるところでして・・・(笑
こういう生き方もある、というご理解をいただけると、とてもうれしいです。^^
△ オードリーさん
とてもいい写真を撮っていただいたので、その写真に合う記事の質にせねばと、ものすご〜く真面目に書いてみました。たまにはね・・・(笑
ご理解をいただき、有難うございます^^
ところで・・・
このリールのラテン娘ジャンヌ嬢は、バレリーナではありませんってば(笑

オードリー 06-11-21 (火) 22:19

107さん
信じていた。その人に裏切られたと分かった時、それでも何かの間違いだと思って向かいますが….どうやらやっぱり、裏切られているという時。そんな時、どうしますか?
すみません。甘えた質問になります。もし良ければ、意見をお聞かせ下さい。時間のある時でかまいません。

107 06-11-21 (火) 22:49

△ オードリーさん
さて・・・難しい質問です。
いろんな状況が考えられますので一概にどうと言えるものではないですし、相手が誰か、によっても違ってくると思いますので、あくまで無責任な第三者の言としてお聞きください。
つまるところ、その人を赦せるか赦せないか、ということになるのではないかと思います。その人の対応によらず。事実は事実としてあるのですから、対応によって気持ちの変わるのは一時のものだと思います。最終的には、やっぱり赦せるか赦せないか、だと。
ありきたりの回答になってしまいますね・・・
お役に立てませんで申し訳ないです。

オードリー 06-11-21 (火) 23:32

ありがとうございます。
充分、真芯をとらえています。だいぶ楽になりました^^。
こちらこそ漠然とした問題を投げてすみません。
やはり、107さんだ。オードリーの目に狂いはない。(そっちかよ^^。
「与えて、与えられる。愛して、愛される。赦して、赦される。」を教えとしてきました。
その言葉に素直に行います。。
すべてにおいて必然。107さんに出逢えた事に感謝します^^。

107 06-11-22 (水) 0:15

△ オードリーさん
どういたしまして・・・って、テストみたいですよ(笑
どうやら何かのお役には立てたようなので、それはうれしいことです。
でもボクへの評価は・・・買い被りかも、しれませんよ・・・^^

オードリー 06-11-22 (水) 0:52

決して、買い被ってなんかいませんよ。^^。
そこが、また素敵じゃないですか^^。
だからこそ、みなさまに愛されている107さん^^。
これからも、よろしくお願いします。
                ルシファー
おやすみなさい^^。

107 06-11-22 (水) 1:41

△ オードリーさん
じゃあ、そういうことにしときましょ・・・
有難うございますね^^
でも、もし買い被ってても後から文句は言わないでくださいよ(笑

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