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ボクが64歳になったとき

去る6月18日、元ビートルズのポール・マッカートニーが64歳の誕生日を迎えたそうだ。お好きな方ならご存知だろうが、ビートルズ時代のポールに“When I’m sixty-four”(ボクが64歳になったとき)という素敵な曲がある。ほのぼのとして孫たちと平和な老後を送るその詞の内容と、現在のポールの状況とを比較して「マッカートニーが思い描いた通りにはならなかったようだ」と皮肉混じりのニュースも配信されていたが、では、ボクの、みなさんの64歳はどんなものなのだろうか、とふと心に浮かぶ。

♪庭いじりをしよう、草むしりもね。これ以上、何も求めるものはないよ。倹約して貯金をし、それで毎夏にはワイト島のコテージを借りて楽しくやろう、膝の上には孫のヴェラとチャック、それにデイヴを乗せてやってね(訳:107)

ま、現実のポール・マッカートニーの生活とはずいぶんかけ離れた、「ちゃう(違う)やんけ!」と思わずツッコミを入れたくなる詞の内容ではありますわな(笑

060619.jpg
顧みて、ボクが64歳になったとき、というと26年後で西暦は2032年。上の娘は31歳、下の娘が29歳になっている。そのときに世界がどんなになっていてボクらがどんな生活を送っているかなんて、想像もできない。娘たちはとってもお年頃な年齢になっているが、その「お年頃」という感覚ですら現在のボクらの価値観に過ぎない。彼女たちは彼女たちの価値観で「現在(いま)」を、これからもずっと生き続けていくのだ。
初夏の青空に向かって、しっかりとした足取りで一本のロープを頼りに急斜面の遊具を登っていく娘の後ろ姿を見送りながら。(写真は昨日琵琶湖の矢橋帰帆島に遊びにいったときのもの)彼女たちにとってのボクはこのロープの役割に徹して64歳まで確実に生き、彼女たちが頂上に辿り着いてロープを手放しても大丈夫なようになるまで、きちんと見届けてやりたい。
ただ、そう願うのみなのである。


Comments:13

7wth2 06-06-19 (月) 20:29

今晩は。
私には息子が一人ですが、31歳の時生まれました。
107さんはお二人のお嬢ちゃん。計算するとほぼ同じ年頃で、子を持ったことになります。
私は親父の世話にならず育って、親父は要らないと思っていましたが最終学校を出る頃、一番欲しかったのは、私のことを思っての、将来を見る目。これは親父の役目かなと思いました。
息子の役に立てるのは、どうせ、大きな絵でなくても、将来の想像図を見せること。自分の経験からそのように思いました。
> ボクはこのロープの役割に徹して64歳まで確実に生き、彼女たちが頂上に辿り着いてロープを手放しても大丈夫なようになるまで、きちんと見届けてやりたい。
107さんの考えに似ているかなと思いました。
結果は。
息子は私のそんな考えに基づいた開陳に「Thank you!」程度の反応でした。
今、息子が自分の社会生活にどんな思を抱いているのかは、分かりません。私に言わすれば、呑気に見えます。
107さんが書かれているように、価値観の相違もありますから、私の期待する反応を得るのは難しいことだったんです。

107 06-06-19 (月) 21:23

△ 7wth2 さん
親には親の人生があり、子には子の人生があります。価値観も、親と子では世代も違いますし学校などの日常生活もまったく異なりますので、同じではないのが普通なんでしょうね。
ロープは能動的には助けません。ただ受動的に、助けが必要なときに黙って助けになります。感謝も要求しないでしょう。ボクは、自分の子に対してはそんな黒子の役割が、ボクにとっても子どもたちにとってもお互いに心地いいのではないか、と考えています。なにしろ、相手は新世紀の、それも女性です。ボクにとってはまさしく未知の生き物なのです。
幸い、裏方とか黒子の役割は大好きでボクの性に合ってますし、得意でもあります^^
アドバイスいただき有難うございます。

nooboo 06-06-20 (火) 16:03

sekisindhoさんのところからきました。
蒜山高原に行ったり、(私も行ったことがあるんです)
子供が小さかったりで、共感することもあり、
コメントを残そうと思ったのですが、
時間にゆとりがなくてやっとです。
好きなことをしているパパは素敵ですよ!
大切になさってくださいね。
・・・・兄の影響で、ビートルズは小、中と良く聞きました。
30年すると娘は39歳、息子は36歳。
おそろしい・・・です。そして私は64歳。
楽しいことをたくさんして、笑って、良いしわを作りたいです。

107 06-06-20 (火) 17:09

△ nooboo さん
はじめまして。共感いただける方がいらっしゃるというのは、とてもうれしいことです。お越しいただき有難うございます^^
そうですね。カッコよく言えば、背中を見せることで子供たちに学んでいってほしいと思ってます。いい面も、そして反面教師として悪い面も…(笑
ビートルズもお好きなのですね。
ときどき、ネタに登場させてます。
今後ともよろしくおつきあいのほどお願い申し上げます。

sekisindho 06-06-20 (火) 23:44

107さん
sekisindhoからきましたsekisindhoです(笑)
noobooさんとても感性豊かでいい方ですよ。是非ご贔屓にしてください。
いつも洒脱で、お洒落な記事を書いてらっしゃる107さんのイメージでしたが、今回の記事の後半「一本のロープ」のお話は、また違ったイメージが持てましたよ。
私なんぞは、ロープと云うよりも、せいぜい蜘蛛の糸程度ですから、頼りにはならないかも知れませんが、でも気持ちはその通りだと思います。

マロニエのこみち・・・。 06-06-21 (水) 0:08

64歳ですか〜〜
まだまだ先のようでもあり・・・
はたまたすぐそこに来ているような気にもなり・・・(笑)
まあ、あえて、先のことは、考えないようにしています
と言うよりも、今日、今、ここで精一杯かも?
否、余裕があっても、多分何も考えていませんね(笑)
願わくば、今と同じ仕事をして、同じように生活をしていたいです
住む場所はどこでもいいです
やはり、子供と一緒に、仕事をしながら、穏やかな時間を過ごしたいです
ノアールちゃんは、もう、いないだろうな
それを考えると、辛くなるかな・・・

107 06-06-21 (水) 0:43

△ sekisindho さん
関さん…じゃなかったんですね(笑)最後だけポルトガル語風なんですね。
ええ、早速noobooさんところお邪魔しにいって、素敵なブログを拝読させていただきました。
ご感想、恐れ入ります。
なにしろ自分の子どもが女の子なんて、どう付き合っていけばいいのか分かりませんので…。ボクにできることといったらロープになることぐらいかな、と。後ろ姿を見上げながら、真っ青な空とまぶしい太陽に目を眩まされて、ふと頭によぎったのです。
△ マロニエのこみち・・・。さん
ボクも、今日、今、ここで精一杯です。ぼんやりと「みんなが幸せに暮らせたらそれでいいな〜」というだけの、まさにポール・マッカートニーの詞程度の漠然とした願いはありますが、具体的で明確なビジョンというのはないですね。
それに、これからの時代、今までよりもさらに物事の動きが早くなり、世界が激動の時を迎えると予想します。価値観も大きく変わるでしょう。親が子どもたちに対して具体的で明確なビジョンを持つことは無意味、とまでは言いませんが、それに縛られて新しい時代に適応できなくなるという愚は避けたい、という風に考えます。
ノアール嬢は、ご結婚のご予定は?(笑

Solo 06-06-21 (水) 6:54

こんにちは。
うちの子供は二人共男ですが、今はしたの子供がまだ一歳にもなっていないのでその日その日で手が一杯と言った感じでしてその分長男がおろそかになってしまいます。
今年の夏は長男と二人でキャンプとかしたいと思っています。

107 06-06-21 (水) 11:24

△ Solo さん
子どもが小さいと、その日その日が精一杯ですよね〜
上の子もスネる恐れがありますし、大変です。
キャンプか〜
男の子は釣りなどアウトドアも一緒に楽しめそうですね^^
ウチの女の子たちもアウトドア好きになってくれるといいんだけどな。

nooboo 06-06-21 (水) 20:32

107さん、sekisindhoさん、こんばんは。
ありがとうございます。^^
実際にはお会いしたことないのですけれど、
ブログの中でも、敬意をはらいながら、築き上げてきた関係なので、
とっても嬉しかったです。
今日は英会話の先生(イギリス出身)と↑の曲の話をしました。
こちらのブログのおかげですね♪

107 06-06-21 (水) 22:00

△ nooboo さん
こんばんは^^
ボクも、拙ブログを訪れていただいてコメントいただける方々には、ただ感謝、感謝です。そういう方々とは敬意を以ておつきあいをさせていただきたい、と心から思っています。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
英会話もお勉強中でしたね。
noobooさんなら、上達はお早いのじゃないでしょうか。
現地に行かれたらそれはそれで難しいことも多くあるでしょうが、いよいよ何言ってるか分からん、となったら、最後は“Let it be”で(笑)ボディランゲージ!

ギャンブラー 06-06-22 (木) 23:18

当のマッカートニーだって、今の自分を「なんかちゃうなぁ」と思っているかも。カネは腐るほどあるけど、本当に望んでいたのはこんな人生じゃないんだよなぁ、と。
徒然草や方丈記の世界に共感する日本人ならではの深読みですかね。
願わくば、このブログが永遠に記録され、お嬢ちゃんたちが大きくなって人間や人生にふと虚無感を感じた時、若かりし父が書き留めたこの一文を読むことができますように。

107 06-06-23 (金) 0:36

△ ギャンブラーさん
思ってるでしょうね〜(笑
マッカートニーもビートルズ時代にインド行って瞑想にハマったり、その後もいろいろとやってるようですし、無常観のある詞を書いたりもしてますから…
(レノンほど深くはないかもしれませんが)
将来、娘たちがもし、行き詰まったときや、自分を見失いかけたときに、ふと父親を顧みてくれることがあったらうれしいですね。有難うございます(涙
…でもLOVELOG、それまでもつかな〜(笑

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