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山陰の釣り

鳥取の西部に在する山陰一の高山が、大山(だいせん)である。
標高1709m、別名「伯耆富士」と呼ばれ、一帯に豊富な水を供給する銘川の源流となる谷筋を多く持つ独立峰で、その雄大な姿と個性的なシルエットは遠くからでも一目ですぐに分かる。

昨日、思い立って彼の地に釣りに行ってきた。美しい渓相とコンディションの良いサカナが釣れるとの話を聞いて、おなじみの夜討ち朝駆けの強行軍である。
なにしろ初めての地なので、地元のIさんという方が案内をしてくださることになり、とても心強い釣行となった。Iさんは、これも鳥取の銘川・日野川の畔でフライの竹竿を創っておられる竿師で、何年か前からおつきあいいただいている。日野川には4〜5年前の早春にライズの釣りに行ったことがあり、そのときにもお世話になった。口ひげを蓄えてスラリと背の高いスマートな紳士で、ボクの個人的な交友関係の中では、山陰一のダンディである。

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それで釣りの方は、例によって晴天と高温の中のシビアな釣り。
釣れたサカナの数は多かったが、ほとんどが子どもから青年サイズ。
翌日から雨ということだったので本格的な梅雨の雨が降る前にと思っていたのだけど、大人のイワナくんたちのやる気はまったくなしで少しタイミングが合わなかったようだ。一日中山の中を歩き回り活性の高そうなサカナを見つけては釣るハードな釣りで、渓沿いに延々と続く林道をどこまでも歩いて好ポイントを探す、プチ登山といった風情。日頃運動不足のボクにはかなりキツかったが、「ランナーズ・ハイ」ならぬ「ウォーカーズ・ハイ」という状態になり、一睡もしていないことからくるしつこい眠気も吹き飛んだのである。

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帰りには、大山の南側に広がる蒜山(ひるぜん)高原のサービスエリアに立ち寄る。
蒜山高原は乳牛の酪農で有名な緑の美しい名勝地で、ここの牛乳がとても濃厚で美味く、子供たちへのおみやげにこれを買うべし、という寸法。近頃釣りにばかり行くお父さんにややご不満をお持ちの様子の彼女たちなので、おまけにもうひとつずつプリンも。これで機嫌を直してくれるとよいのだけど・・・

 


Comments:13

バカボン 06-06-15 (木) 18:41

鳥取県ですか。実はわたしも関西・中部・東海のどこにも入れてもらえない三重県出身なのですが、西の方ではフライマンはあまり見たことがありません。東の方よりさかながフライにすれていないように思われますが、いかがでしょう。

sekisindho 06-06-15 (木) 20:31

107さん
夜討ち朝駆けの強行軍とはやはりお若いですね!!
新鮮な空気と山歩きで健康的なのでしょうが、でも奥様とお子さまにはサービスの手抜きが出来ませんね。
私の兄がヘラブナ釣りが好きで、今は作られていないと云う竹竿を数本持っていて大切にしていましたが、ダンディーなIさんの作品やはり綺麗というか、見事なものですね。

107 06-06-15 (木) 20:34

△ バカボンさん
絶対数では、関東より関西の方がフライフィッシャーマンの数は少ないと思います。ですが、例えば週末の釣行ならどこの渓に行ってもフライマン見かけますので、感覚として「少ない」と感じることはないように思います。特に奈良の有名な渓など、関東の有名な釣り場に勝るとも劣らないぐらい多くのフライマンいますよ。
スレているかどうかは、渓による、という感じですね・・・
探せばスレていないサカナのいる渓はありますし、一般論の比率でいうと関東より高いかもしれません。でも渓の管理がきちんとできていない漁協が多く、ゆえにサカナの生息数が圧倒的に少ない、ということの方が、ボクら釣り人にとってより大きく切実な問題です。

107 06-06-15 (木) 20:41

△ sekisindho さん
行くだけなら誰でも夜討ち朝駆けできます、というレベルです。
いつもなら寝ている時間の方が長いですが、今回は久しぶりに会う現地の釣友、入ったことのない渓の美しい渓相、これらの理由でちょっと張り切ってしまいました。おかげで今日は使い物になりませんでしたが…(笑
> 見事なものですね
Iさんに伝えておきます。
実際、実物も美しいです。単に工芸的な美しさもありますが、使える道具としての機能性も高いです。そこが、見た目だけきれいに整えるアマチュアと長くプロとしてやっておられる人との違いだと感じます。

JIMO 06-06-15 (木) 23:51

大山の近くにも職場があるんですよ。
ここなら「海に山に」と釣りの環境としては申し分がない!
ぜひここに転勤したい!・・・のですが、
”あまりにも田舎”なので、家族は皆、「ひとりで行けば?」だそうです。

107 06-06-16 (金) 0:52

△ JIMO さん
いいじゃないですか〜(笑
でも家族の反対はツラいですね。
逆に「街って、そんなに楽しいか?」って思うのは、おっさんの証拠なんでしょうか。便利さと引き換えに失くしたものがある、なんていうと、家族にますます煙たがられそうです。
仕方がないのでここはひとつ、ひとりで行かれては?(笑

マロニエのこみち・・・。 06-06-16 (金) 2:17

いったい何処へ・・・?と思っていたら、随分遠出だったのですね^^
あ!写真が・・・ついに107さんの面割れか?と思ったら、違う方でした(笑)
でも、この方のファッションにまず、注目、釘付けです
なんというか、【絵になっている】とにかく、ステキですね〜
本当にダンディ、そして、大人の小父さんの可愛らしさを感じますね
(こちらもよろしくお伝えください・笑)

Solo 06-06-16 (金) 7:11

こんにちは。
山陰ですか、関西空港から西へは一度も行った事がありませんので想像もつきにくいのですが。
それにしても良い天気の日が続いているのですね、北海道は6月になってから晴れの日が余りにも少なくて肌寒い日が多いですよ。

107 06-06-16 (金) 10:23

△ マロニエのこみち・・・。さん
伝えておきます(笑
最近釣りの同行者の誰もボクの写真を撮ってくれないのです。
みな釣りに一生懸命で。
大山は思ったより遠くありませんでした。
また行きます^^
△ Solo さん
こんにちは。
山陰の渓は、どうだろ。道南あたりの渓を想像していただければ近いものがあるかも、です。
写真のイワナはニッコウイワナで、ここら辺りが生息の南限になり、も少し西へ行くとゴギになってしまいます。エゾイワナとはずいぶん趣きが違いますでしょ。
北海道は気温上がりませんか。
でも釣りにはむしろ適しているのではないでしょうか。
ピーカンだとサカナの活性低くて困りものです。

みやび 06-06-16 (金) 20:07

『山』をヤマと読んだり、サンと読んだりセンと読んだり…
ニホンゴ難シイデェース。
良いですね、渓流。良いですね橙色の斑点のイワナ。
土曜と日曜にアルバイトする事になったので、今月はどこにも遊びにいけそうにないトホホな私は、107さんのblogを見て心癒される予定になっていますので、どうぞよしなにw

107 06-06-16 (金) 20:56

△ みやびさん
ホントに日本語難しいのことアルよ(笑
北海道には橙斑のイワナいないですね…
あ、オショロコマがいるか。
あっちの方が真っ赤っかで、もっと派手ですね^^
土日バイトですか〜
ご愁傷さまです。
こんなブログでもお役に立てますならば幸いです。

7wth2 06-06-16 (金) 23:08

今晩は。
新潟へ再度の挑戦かと思っていました。
大山ですか。京都からの土地の感がありませんが、かなりの距離を「夜討ち朝駆けの強行軍」とは年寄りの近付ける世界ではありません。
小学5年生から高校2年まで5年間、疎開がきっかけで、岡山にいた頃、あの辺りの高い山は大山。名は知っていましたが、イメージも出来ていないまま、大阪に出ました。古い記憶に大山は残っています。
綺麗な苔むす渓流にIさんはダンディな姿に、いい笑顔ですね。この方の案内なら、釣れそうですね。頼り甲斐がありそうです。
写真のイワナで青年クラスですか。イワナは大きいのが居るそうですね。
伺っていますと、こんな環境に時々入れば、長生きできますね。自然の生命力が乗り移るように感じます。
ちゃんとお土産も用意して、いいパパです。如何でしたか、お嬢ちゃんたちの反応は。

107 06-06-16 (金) 23:32

△ 7wth2 さん
こんばんは。
大山までは、京都南ICから名神高速、中国道を経て米子道、現場まで片道270kmでした。まあまあ、日帰りの遠征としてはこんなもんです。
イワナは大きいのいます。影は見えましたが、底にへばりついていてまったくやる気なしでした。来年、リベンジの予定です(笑
そうです、山の自然な空気と景色の中にいると、とてもリフレッシュできます。
日頃機械と電磁波に囲まれていますので、こういう趣味でもないと体を悪くしますです^^
子供たちは大変喜んでおりました。
お父さんが帰って来て家にいるのが一番のようです。
お気遣い有難うございます。

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