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カツオ節

いやいや、まったく。
一度更新するクセを忘れてしまうと、なかなか更新できなくなるものだ。もとよりそういう性分なので努力することを忘れないように心がけてはいるのだけど、他のことでバタバタしてたりするとついついおろそかになってしまう。でもせっかくこういう表現の場があって、こんなズボラなブログにも見に来ていただける方々がおられることに改めて感謝の意を表しつつ、まずはリハビリがてら、くだらな〜い日常を書いてみることにしよう。
先日、昔ながらの製法と手削りで作ったというカツオ節をいただいた。それで早速、ホウレンンソウのおひたしにばさあっ、と景気よくぶっかけ、醤油をちょっと垂らして食すことにしたのだが(基本中の基本ですね)、これが誠に風味豊かで美味しくいただくことができたのだった。調子に乗ってむさぼり食っていると、突然、左の奥歯の歯と歯のすき間の歯ぐきの部分に激痛が走った。何か、太くて長くて鋭利に尖ったモノが「ざくっ」と突き刺さった感触で、大げさではなく目から火の出るような痛みなのだ。

瞬時に松田優作と化し「なな、なんじゃこりゃあ〜〜っ!!」と喚きつつ口の中に指を突っ込んでそのあたりをまさぐると、縫い針状のものが深々と突き刺さっている様子。すぐさま、さてはどこかの異常者が店頭で仕込みやがったか〜、などと、銀色に光る縫い針を連想しつつ引っこ抜いてみると、これが予想に反して光ってはいなかった。すぐにはそれが何であるのか判別できず、よく観察してみる。直径1ミリ(太い!)・長さ4センチほどの真っ直ぐな物体で、先端は鋭利に尖っているから、形状だけみればまさしく「縫い針」以外の何ものでもないのだが、これが半透明。
そう、それはサカナの骨、だった。よく乾燥しカチカチに堅くなって凶器と化した、サカナの脊椎あたりの真っ直ぐで丈夫な骨だった。手作りのカツオ節ということだから、間違ってこういうものが混入したのだろうと予想したのだが、それが他の誰でもないボクの口に入り、前歯の咀嚼と舌の蠕動という超難関を通り抜けて、狙いすましたように奥歯の歯ぐきに突き刺さった我が身の不運を、嘆くことしばし。念のため袋に残ったカツオ節を精査してみたが、骨は見当たらなかった。きっと、たった一本、何かの間違いで紛れ込んだものだったのだろう。それを確認して、さらに我が身の不運を嘆く。
子供の頃、近くの神社の境内を親父と散歩していて、向こうの方で草野球の練習をしていた人が放ったライナーの鋭い打球が、境内の松の木の幹に2回反射して数十メートル離れたところにいたボクのおでこのど真ん中を直撃したことがあった。この珍奇な出来ごとに驚いた親父がふと漏らした感想「オマエは、ひょっとしたらそういうめぐりあわせを呼ぶのかもしれん。将来にわたって、重々、気をつけた方がいい」との言葉が、ふと頭をよぎった。
そういえば先日、上の娘がハンバーガーを食べているときに、ガリッと音をさせて「痛い」と言い、口から何か小さなものを吐き出した。見てみると、白い小さな固体状のもので、堅くなった脂肪分か、骨のカケラのような感じのものだった。それからは慎重にちょびっとずつハンバーガーをかじることにしたようだ。
父親は「骨が刺さるかもしれんから」と言いながら恐る恐るカツオ節を食い、娘も「骨が入ってたら痛いから」と言いながら恐る恐るハンバーガーを食べている、普通はあり得ないそんな光景は傍目に理解不能だし、笑い話にもならない。願わくば、父親のつまらないジンクスが娘に遺伝しておりませんように。


Comments:8

JIMO 06-04-10 (月) 17:56

お久しぶりです!!災難でしたね〜。
 >前歯の咀嚼と舌の蠕動という超難関を通り抜けて
その前の手削りの過程で削り器を突破してきたことも驚きです。(笑)

107 06-04-10 (月) 18:09

△ JIMO さん
お久しぶりです^^
そうです、驚きました。
何億分の一の確率、といえば大げさかもしれませんが、
それにアタる自分は、何なのだろうと・・・
宝くじにはひとっつもアタらないのにっ!!

7wth2 06-04-10 (月) 20:04

今晩は。
随分ゆっくりでしたね。お待ちしてました。
それにしても、復帰第一信、中途までドッキリしていました。
先ほどのニュースで高速艇と鯨らしいのが、ぶつかったと言っていました。この確率も本来低いはず。
今度は幸運に出会う確率高くなります。
余り間をおかず、更新をお願いします。

107 06-04-10 (月) 20:37

△ 7wth2 さん
こんばんは。
ええ。好き勝手にゆっくりいたしました。
久しぶりにラブログ開いてみると、
何だか「出戻り」みたいな気分です。
ちょっと浦島太郎が入りつつ。(笑
幸運に巡り会いたいですね〜。
更新、頑張りま〜す^^

ギャンブラー 06-04-10 (月) 22:43

同じような不運に遭遇した時、私は「これによって、より大きな不運を免れることができた」と思うようにしています。逆に小さな不運に遭遇しない日が続くと、自分の知らないところで何か大きな不運の芽が育っているのではないかと不安になります。こんな私は異常でしょうか。
こまめな更新を期待したいのは7wth2さんと同じですが、すぐ息切れしてしまわれるのも困るので(笑)、あまり気張らず、ぼちぼち更新して下さい。

107 06-04-10 (月) 23:08

△ ギャンブラーさん
不運の感じ方と精神的な対応の仕方は、人それぞれですね。
真面目な話をすると、ボク自身は、幸・不幸はやじろべえの絶妙なバランスの制御の下にある、と考えています。良いことがあればそれに相応した悪いことがある。それがいつ起こるか、は誰にも分からないけれど。人生とは、そうしたものだ、うまくできている、と。
更新は・・・
ホントに気分屋なもので、気が乗ればどんどん書きますが、乗らなければまったく書かない、と・・・。困ったもんです。息切れしないように、書きたいときに書き溜めるようなことができればいいな、なんて思っとります。
有難うございます^^

マロニエのこみち・・・。 06-04-11 (火) 5:35

久々、107さんワールド、楽しめました
しかし、鰹節を頂いた話から、よくこれだけ話が広がってゆくものですね(笑)
7wth2さんと同意見です
せめて、一ヶ月に二度くらいは、更新をお願いします(笑)

107 06-04-11 (火) 10:45

△ マロニエのこみち・・・。さん
ご無沙汰しておりました。m(_ _)m
いえ、なにかいただきものがあるたびに毎度毎度こんな大騒ぎをしているわけではありませんよ・・・(笑
ひさしぶりに帰ってきて、いつも来ていただける方々の温かい言葉に接し、なんだか少し恥ずかしいというか面映い気持ちです。みなさま、ホントに有難うございます。
せめて、一ヶ月に二度くらいは更新するようにいたします(笑

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