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2005-10

冬来たりなば・・・

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この時季になると、京都はやれ紅葉だなんだと、観光客が大勢やってきてかまびすしいことこの上ない。もちろん地元にとって観光は大切な産業だからそれを否定したり嫌悪したりするものではないけれど、俗っぽく人が大勢いる中で本当に景色を堪能できるのかどうかは疑問だ。山や自然の美しさはそんなに人が大勢いてワイワイガヤガヤやってる中で楽しむものではない、という固定観念があるボクにはとても無理だな。
この時季は渓流は禁漁になっていて釣りはできないけれど、人の来ない山の中に入って静かに渓のせせらぎに耳を傾け景色を愛でて季節の移ろいを感じる、これが本当に気持ちいい。遥かな昔から、ヒトはそうして自然と向き合い、つきあってきた。前世紀から今世紀にかけての急激な発展で(本当の意味での「発展」かどうかは大いに疑問だけど)ヒトは自然との距離感をなくしてしまったように思えるが、自然の中に身を置いて移ろう季節を感じるとき、自分の中にあるDNAなり遺伝子なりが起き上がってきて「あ、オレはこの時間を知っている」という強烈なデジャ・ヴュに捕われることがある。普段生活するコンクリートとアスファルトに囲まれた監獄の中では絶対に味わえない感覚だ。
そのとき、水音と風の音とが、ざわあっ、と一気にボクの耳に押し寄せてきて、新鮮な空気、木の葉の匂いなどと一緒になってボクの五感のすみずみにまでに広がっていく。遥かな古からヒトがそうしてきたように、ボクは確かに自然の一部であって、この自然に「生かされている」という感覚を得る。ヒトが本来あるべき姿を、自然が示してくれるような、不思議な感覚。
これを味わうために、またボクは山に向かう。今から山は冬に向かいヒトが近づくのを拒絶するが、来年の春になればまた心地よく迎え入れてくれる。それまですこし遠いが、なんとか頑張って持ちこたえてみよう。

釣りと温泉

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釣りは、近くに温泉場がある釣場がいい。
最近は夜討ち朝駆けの強行軍がかなりコタえるようになってきた。だから釣りが終わったその足で急かされるように帰らなければならない日帰り釣行よりも、釣場の近くにある温泉宿に転がり込んで、ゆっくりと風呂に浸かり、釣友たちと馬鹿話に興じ、うまい酒を飲みうまいメシを食い、眠くなったらてんでに好き勝手に眠る、というのが精神的にも肉体的にも一番心地よい。
でも最近はどこの温泉宿に泊まっても、画一的な料理が並ぶ。全国あちこちの温泉宿にずいぶん泊まったものだけど、「これは」という料理を出してくれたのは片手で足りるほどだ。

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スカイプ

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ようやく、Mac版のスカイプがリリースされた(http://www.skype.com/intl/ja/products/skype/macosx/)、というので、早速導入してみた。
OSXのみの対応みたいだけど、最近はもうクラシック環境を使うことはほとんどなくなったので支障はない(印刷用データはまだクラシックバージョンにダウンして出力しないといけないことが多いのだけど)。
それで早速遠方の友人とお話し。深夜にPCに向かって仕事しながら、適当に話をできる感じがいい。普通の電話だと「受話器」というものが介在していて、それを耳に当てて話をする限り何が何でも何かを話ししていなくてはいけない、という気にさせられて、とりとめもない話しをするには苦手なのだが、このスカイプはそういう感覚はない。人によっては「ヘッドセット」といってヘッドフォンとマイクが一体になったものを使っているみたいだけど、ボクのMacはスピーカもマイクも予め付属されているので、両手が空いた状態で話しができる。
こりゃいいや〜、ということで、海外にいる友人にもさっそくスカイプ。お互いPCの前でダラダラ仕事しながらくだらないことをこれまたダラダラ喋る。
Mac版はメニューやら何やらがすべて英語版なのがちょっと難点だが、それでも充分理解できるインターフェイスになっている。
う〜〜ん。しばらくこれで遊んでしまいそうだな。

Barbour

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そろそろ、Barbour の季節。

匂いがキツい。・・・確かにオイルの匂いは強い。嫌いな人は嫌いなようだ。でもボクは好き。
重い。・・・それでなくても頑丈に織り込まれた厚手のコットンに、さらに撥水オイルをたっぷりと染み込ませてあるから。でも、その重さが心地いいのだ。
汚れても洗濯できない。・・・そりゃそうさ、せっかくいい味になってカッコよくなってきたのを、わざわざきれいに洗濯して元に戻すことはないだろう?それに、年を経るごとにどんどんいい味が出てくるのだよ。「秘伝のタレ」みたいなものだと思えばいい。

釣りの方でも、クラシックなバンブーロッドにクラシックなリール、それにシルクラインという手入れに非常に気を使う道具立てで釣りをする人がそこそこいる。こういう道具との組み合わせに、Barbour がとってもぴったり、しっくりくるのだ。
でも、その凝った道具立てに、なぜか着ているウェアが最新式のアメリカンなチェストハイ・ウエーダーにアメリカンなポケットだらけのフィッシングベスト、というのを見かけたことがある。

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放浪癖

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友人に、何故か放浪癖のあるのが多い。
今も、音信不通が2人いる。
まあ、音信不通といってもおおよその行き先は分かっているのだが、連絡をつけようと思ってもつけられない。
ボク自身も、放浪が好きだからだろうか。
20代の頃はよくフラッと出かけて、一週間とか一ヶ月とか、テントをかついで山にこもって遊んだりしたものだ(今は諸々の事情で、やりたくってもできない)。
類は友を呼ぶ、で、同じ匂いを嗅ぎ付けてそういう人種が集ってくるのかもしれない。
彼らは、ある日フラッと居なくなって、「あれ〜どうしたんだろう〜」と思っていると、電話がかかってきて「今どこどこやね〜ん。景色きれいで〜。おサカナいっぱいいるで〜」なぁ〜んて少年のように気楽に喋ってくる。それで適当に仕事をしながらあちこちを転々として、飽きたら帰ってくる。帰ってきたら、また連絡をくれるなり家にやってきたりなりする。土産話もたくさん聞かせてくれる。
一般社会良識が、とか、男子たるもの、みたいな概念は彼らにはない。背負っているものも、何もない(あったとしても気にしていない)。もっと違う感覚で生きている。そしてそれを理解してもらえる人としか、話をしない。
ボクは、そういう生活にも憧れはするが、実際にその立場になると、きっとどうしていいか分からなくなる。たぶん、思考回路が硬化し始めているのだろう。
だから、彼らの話をいっぱい聞くことにしている。
せめて、ボクの内に宿る好奇心と冒険心の火を絶えさせないために。

秋の空

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先日、南の方の運動公園に息抜きに出かけたときのショット。
秋の空はどこまでも高く、澄みきって、見上げると遥か宇宙の彼方まで吸い込まれていきそうになる。
ウロコ雲がくずれて綿状にたなびく雲の淡い白と、突き抜けるような淡青から群青へのグラデーション。地面の緑。
普段いる街の中では絶対に見かけることのないカラー・コンビネーション。
ざわあっ、と人々がさざめき笑いあう声が、すぐそこにあるのにすごく遠くで聞こえているような。
その中にあって、何をするでもなく、ボクはただそこに佇む。
ふと、クリストファー・ロビンがクマのプーさんに言っていたことを思い出す。
「何もしない、ということをするんだ」
大空と、大地と、その間にあるちっぽけなひとつの存在。
いいじゃないか。
・・・てなカッコええこと言うとりますが、実は頭の中では

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禁漁直前の雨男

今年は、釣りをしようと思うと雨にやられる日が続いた。この秋、9月の各週でも毎度予定はしていたのだが、雨に祟られた。ご丁寧に、超低速のバカでかい台風までやって来る。

・・・白状しよう。今年はボク、「雨男」なのだ。釣りに行こうと思うと、雨が降る。雨が降らなくても、雨後の増水と濁りがある。最近では、スカッと晴れた日に近所に外出するだけで、突然にわか雨と雷が襲ってくる。
ホントにイヤになる。
かろうじて釣りができたのは、4月と5月の数回だけだ。それも雨の合間をぬって、みたいな感じだった。
雨の神様。お願いだ。最後の9月くらいは、マトモに釣りをさせてくれ〜〜

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